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【公務員転職】安定した公務員である検察事務官をやめてフリーランスWEBライターになった方にインタビューしてみた!

「公務員を辞めて別の仕事を検討しているが、周囲に公務員をやめた人はいないし悩んでいる」「自分が民間企業で働けるのか不安」そんな方に参考になる内容をインタビューしました。

今回は公務員である検察事務官を退職し、フリーランスWebライターとして活躍している方にインタビューしました。公務員をやめようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。


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安定した公務員をやめてフリーランスWEBライターになった上村舞さんへのインタビュー

上村舞さんは検察事務官として4年ほど働いた後、フリーランスWebライターとなった行動力ある方です。今回は、公務員をやめた理由ややめて良かったことなどについてインタビューしました。

▼上村舞さんのプロフィール

名前上村舞さん
年代20代後半
今までのキャリア国立大学法学部卒

国家公務員(検察事務官)

フリーランスWebライター
インタビュー目次
  • 前職の仕事内容
  • 前職からの転職理由
  • 前職から転職して変わった点
  • 公務員を退職した後に苦労した点
  • どんな人が公務員をやめよた方がよいか、よくないか
  • 公務員をやめようか迷っている人へ

前職の仕事内容|国家公務員である検察官

前職の仕事内容

杉田:上村舞さん、はじめまして。本日はよろしくお願いします!

上村舞さん
こちらこそよろしくお願いします!

杉田:まず前職でどんなお仕事をしていたかお聞きしていいですか?

上村舞さん
前職は、検察庁に勤める検察事務官でした。立会事務官(たちあいじむかん)という仕事をしており、検察官の指示のもと、刑事事件の捜査に携わっていました。ドラマ『HERO』でいう松たか子さんや北川景子さんの役です!

具体的には、被疑者や被害者の取調べへの立会、警察など関係機関との連絡調整、検察官のスケジュール管理、書類作成・整理などを行っていました。

杉田:なぜ検察事務官をしようと思ったんですか?

上村舞さん
公務員の両親のもとで育ったので、民間企業で働くイメージがあまり湧かなかったことが大きいです。

また、法学部に進学したため、周囲に公務員志望者が多かったことも関係しています。特にやりたい仕事もなかったので「それなら安定感のある公務員がいいかな」と思い、公務員を志しました。

杉田:法学部には両親ともに公務員という方も多かったですか?

上村舞さん
そういうわけでもなかったです。けれど、法学部の学習内容と公務員試験内容が似ていたのは公務員を志望する理由として大きかったと思います。

杉田:なるほど!公務員試験はどうでしたか?

上村舞さん
公務員試験を受けて、福岡市役所と検察庁に受かりました。福岡市役所で働くなら文化芸術関係の仕事がやりたかったのですが、必ずしもその部署に行けるわけではないというのが懸念点としてあり、辞退しました。

私は元々、法律やルールを守らない人が嫌いな性格だったので、検察庁ならどこの部署にいても「正義感に基づいて仕事をしているのだろうな」と思ったので、検察庁に入ることを決めました。

杉田:両方合格するなんてすごいですね!働いてから感じた公務員のメリットは何ですか?

上村舞さん
私は未経験ですが、社会的な信頼があるためローンなどが組みやすいというメリットがあります。また、収入面、キャリアの道筋がある程度分かりやすいです。

杉田:すごいメリットですね!世間では公務員=安定という印象がありますが、実際どうでしたか?

上村舞さん
俸給表があるため、将来の収入が分かりやすい点が安定感に繋がっていると思います。民間と違い、将来の見通しがつきやすいです。また、福利厚生がしっかりしているという印象があります。

将来の収入が分かりやすい点と福利厚生が安定という印象につながっているのではないでしょうか。

前職からの転職理由|もともとは「公務員を辞める」という選択肢がなかった

前職からの転職理由

杉田:前職からフリーランスになろうと思ったきっかけは何ですか?

上村舞さん
当時付いていた検察官とそりが合わず、ストレスが溜まっていたところ、パートナーが「やめたいならやめて良いと思うよ」と言ってくれたのがきっかけです。公務員の両親のもとで育った私には「公務員をやめる」という選択肢がなかったのですが、彼の言葉で「やめる選択肢もあるのか!」と気が付きました。

やめるなら、趣味として長年やっているクラシックバレエ関係の仕事をしたいと思い、YouTubeでバレエのコンテンツを発信しよう!と決め、公務員をやめることを決意しました。YouTubeは今も続けています!

杉田:Webライターだけでなく、YouTubeもされているんですね!

上村舞さん
今は基本的にはライターのみです。

けど、YouTubeは自分で編集していますし、毎月お小遣い程度の収益があります。登録者は1,400人ちょっとです。

杉田:編集までできるなんて尊敬です!フリーランスになろうと踏み切れたきっかけもバレエですか?

上村舞さん
民間で働いている友人の中では、転職している人が多かったことと、大好きなバレエを仕事にできるかもしれない!とワクワクする気持ちがあったことが踏み切れたきっかけです。

杉田:フリーランスになろうか悩んだ期間はどのくらいでしたか?

上村舞さん
3、4ヶ月は仕事での人間関係がつらくて悩んでいました。辞めようと決めた後は半年ほど働き、その年度末に辞めました。

杉田:公務員の方で仕事を辞める方は多いですか?

上村舞さん
私の大学時代の友達は公務員になった人も多いですが、誰も公務員を辞めていません。20代の若手で公務員を辞める方は少ないと思います。

杉田:退職するときの周りの反応はどうでしたか?

上村舞さん
両親からは、意外と反対されなかったです。成人しているし、きちんとその後の計画があるならいいんじゃないといった感じでした。

上司からは少し引き留められましたが、きちんと自分の思いを話せば分かってもらえました。同僚や先輩からは「公務員を辞める決断をしたことがすごい!」「いいな〜」と羨ましがられました。心の中ではやめたい・環境を変えたいと思っている人が多いのだなと実感しました。

杉田:実際に退職してみて、退職してよかったと思うことは何ですか?

上村舞さん
退職したことで、自分がどのように人生を歩んでいくか、公務員時代より真剣に考えるようになりました。

公務員に限らないかもしれませんが、ある程度大きな組織で働いていると、自分でキャリアを選択していかなくても、仕事の内容・種類は決まっていきます。レールに乗せられているようなイメージですね。

杉田:他にも退職してよかったと思うことがあれば教えてください。

上村舞さん
自分で稼ぐ力が身についたこと、通勤や人間関係のストレスが減ったこともよかったと思います。

前職から転職して変わった点|自分で将来を深く考えるようになった

前職から転職して変わった点

杉田:前職から転職して働き方は変わりましたか?

上村舞さん
公務員時代は、月〜金に8時間程度働いていました。フリーランスの今は、良くも悪くも自分次第な働き方になりました。

杉田:フリーランスの働き方は自由と言いますよね。前職から転職して人間関係は変わりましたか?

上村舞さん
在宅フリーランスというのもあり、そもそも接する人数が少なくなったため、ストレスがなくなりました。

どうしても合わない人が現れた場合は仕事や責任をしっかり果たしたうえで取引を終了する選択肢もあるため、気が楽になりました。

杉田:人間関係のストレスフリーですね!お金の面はどう変わりましたか?

上村舞さん
公務員時代は、毎月ほぼ同じ収入でした。残業が多ければ増え、減ることは基本的にありません。

今は、収入は月によってバラツキがあります。公務員時代を超えることもあれば、下回る月もあります。ボーナスがない点、年金や健康保険料をすべて自分で払うことを考慮すると、年収は下がりました。

杉田:なかなか厳しいですね…。

上村舞さん
ただし、これは人によると思います。正直私は毎日5時間程度しか仕事をしていないので…。もっと時間を増やせば稼げると思うし、もっと頑張っている方は、たくさん稼いでいると思います。自分の頑張り次第で収入を増やせるのも、副業禁止の公務員と違って良い点です。

杉田:安心しました!プライベートの時間は変わりましたか?

上村舞さん
プライベートの時間が増えたのは増えましたが、仕事とプライベートの時間の区別がなくなったので、一概に良いとは言えないというのが正直な気持ちです。

良い点を挙げれば、日中に役所や病院に行けることです。昨年9月に入院して怪我の手術を行いましたが、入院・通院の時間を作りやすいのは非常に助かりました。悪い点でいえば、公務員時代には仕事をしなかったような深夜帯、土日に仕事をしなければいけない場面もある点です。

公務員を退職した後に苦労した点|公務員からフリーランスの働き方へ

公務員を退職した後に苦労した点

杉田:公務員を退職した後はどんなことに苦労しましたか?

上村舞さん
3月に検察庁を辞めて、4月から友人の縁でライターの仕事を受注しましたが、ライターとして働き始めた4月〜9月までの5カ月間ほどは記事のジャンルなどといった仕事の内容・量・やり方が定まっていなかったので、自分の仕事のやり方を確立させるまでは収入面が厳しかったです。

どんな人が公務員をやめよた方がよいか、よくないか|仕事のやり方・制度に疑問を持っている方は転職を検討

どんな人が公務員をやめよた方がよいか、よくないか

杉田:どんな人が公務員をやめた方がよいと思いますか?

上村舞さん
公務員の仕事のやり方・制度に疑問を持っており、「自分ならこうするのに」「もっとこうしたい」と思っている方はやめた方がよいのかなと思います。

公務員は、基本的に法律や規則といった根拠に基づいて仕事をしているので、個人の力で組織や仕事のやり方・制度を変えるのは難しいです。それならば、自分がやりたいことや仕事の仕方が叶う会社(場合によってはフリーランス)に転職したほうがよいと思います。

杉田:他にもやめた方がよいと思う方の特徴があれば、教えてください。

上村舞さん
あとは、若くして稼ぎたい方も、副業OKの会社などに転職したほうがよいかもです!年齢を重ねたり、子どもが生まれたりすると、どんどん転職のハードルが上がるので、早めに転職して、若手が活躍している会社にいくとよいと思います。

杉田:逆にどんな人が公務員をやめない方がいいですか?

上村舞さん
公務員をやめた後にやりたい仕事や夢があるわけでなく、なんとなく現状に不満を持っている方は、やめない方がいいと思います。

部署異動などで不満が解消する可能性があるので、まずは上司に相談するなりして不満を解消する方法を探してみてください。

杉田:やりたい仕事がないのに転職すると、どうなってしまうのでしょうか?

上村舞さん
やりたい仕事がないのに転職すると、公務員の安定感を失った辛さや結局やりたくない仕事をやっているむなしさから、公務員を辞めたことを後悔するかもと個人的には思います。
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公務員をやめようか迷っている人へ

公務員をやめようか迷っている人へ

杉田:公務員をやめようか迷っている人へ一言アドバイスをお願いします。

上村舞さん
公務員をやめることは、すごく勇気がいることだと思います。ですが、年齢が上がれば上がるほど転職のハードルはどんどん高くなります。

まずは、誰かに相談してみる・転職サイトをのぞいてみる・転職エージェントに登録するといった小さなステップでいいので、なるべく早く、なんらかの行動に踏み切ることがとても大切だと強く思います。

杉田:誰かに転職しようか悩んでいると打ち明けてみることは重要ですよね!

上村舞さん
現状に不満があり、なんとなく「公務員やめたいな〜」と思っている方でも、誰かに相談することで不満が具体化され、不満を解消できる業界・職種・働き方が見つかるかもしれません。

最終的に「転職しない」という決断をするとしても、一度、転職について具体的に調べて見る・相談してみるといった行動は今後の人生の糧になると思います。公務員をやめようか頭の中で考えるだけでなく、ぜひ何かしらの行動を取ってみることをおすすめします!

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編集者1

杉田 陸 - キャリアクラス編集部

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新卒で福岡県のメーカー企業に入社し、営業とSNSマーケティングを経験。1年半後、本当にやりたいことを見つめ直し、未経験でWebマーケティング業界への転職を決意。2021年8月にウェブココル株式会社へ入社する。自身の第二新卒で転職を成功させた体験をもとに記事コンテンツの作成する。一般社団法人プロティアン・キャリア協会が行う『プロティアン・キャリア検定資格』に合格(合格証明)。
※プロティアンキャリア検定は、自身・他者のキャリア開発に活かせる、変化する新時代のための認定資格

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千田 究太郎 - キャリアクラス編集部

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新卒でマーケティング支援会社に入社。その後、Web広告を扱う企業を中心に二度転職を経験したのち、ウェブココル株式会社に入社。自身の転職成功経験を踏まえて、主に第二新卒〜若手の転職情報に精通。最新の転職情報をお届けします。

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大島 大地 - ウェブココル株式会社取締役

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新卒で東証プライム上場メーカーへ入社。その後上場企業傘下のWebメディア企業へ転職し、ウェブココル株式会社の取締役へ就任。採用の全責任者として、年間100名近くの採用選考を実施し、社員0名→25名へグロース。自社において幅広いなリクルーティングサービスを利用し、多くのサービスに精通。採用側の視点でサービスのファクトチェックや記事内容を精査しています。

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執筆者情報

杉田陸のアバター 杉田陸 キャリアクラス編集者

宮崎県宮崎市生まれ。福岡大学経済学部を卒業。新卒でVC工業株式会社に入社し、営業とSNSマーケティングを経験。1年半後、本当にやりたいことを見つめ直し、未経験でWebマーケティング業界への転職を決意。2021年8月にウェブココル株式会社へ入社する。現在はキャリアクラスのディレクターとして、キャリアに関するニュースでの情報収集や転職成功者へのインタビューを行い、キャリアや転職への知見を増やしている。自身の第二新卒で転職を成功させた体験をもとに記事コンテンツの作成する。プロティアン・キャリア協会が行うプロティアン検定資格を取得(証明バッジ)。
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