秋採用とは？大手企業も力を入れる理由と企業一覧、エントリーする上での注意点まで詳しく解説

現役大学4年生の中には内定が出ずに焦っている人もいるかもしれません。

そんな今、募集をかけている新卒求人は秋採用と呼ばれています。

秋採用とそれ以外の採用はどう違うのか、秋採用ならではの対策について説明します。

秋採用は募集期間が短く、スピード勝負です。

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秋採用とは？

大学3年生の3月に情報解禁、6月以降に内定出しというのが就活のよくある流れです。

しかし、就活のハイシーズン以外でも新卒向けの求人は出ています。

8月以降に新卒採用を続ける秋採用もその一つです。

この項目では、よくある就活スケジュールや通年採用と秋採用の違いについて詳しく説明します。

秋採用のスケジュール｜いつからいつまで？

3月の情報解禁のように決まった時期はありませんが、多くの企業が8月ごろから秋採用を始めています。

3月から約3か月間かけ選考する通常フローと異なり、秋採用の選考期間は1～2ヵ月と通常より短いのが特徴です。

選考フローが簡略化されている一方、選考対策に時間をかけられません。

企業側も就活生側もテンポよく選考を進める必要があります。

春採用・夏採用との違い

3月の就活解禁～6月の内定出しまでの期間の採用活動は春採用・夏採用と呼ばれます。

この時期は募集企業も活動している就活生も多く、採用予定人数が多いこの時期に内定を獲得して就活を終えることがほとんどです。

企業側も就活生側も春採用・夏採用に力を割いており、この時期にやるべきことを終えてしまいます。

秋採用は活動する就活生そのものが減るだけでなく、企業の選択肢も少なくなります。

通年採用との違い

就活解禁時期に合わせず、年中新卒を募集している企業もあります。

これは通年採用と呼ばれており、帰国子女などグローバル人材に向けて募集をかけていることが多いです。

通年採用は他の採用と異なり時間をかけて選考ができるため、「自社に合うかどうか」が重視されます。

「年中求人を出しているから決して内定がもらいやすい」というわけではないので、注意しましょう！

秋採用を企業が行う理由

企業としてはなぜ秋採用を行うのでしょうか？

その理由を探っていきましょう。

採用予定人数に足りていない

最も多い理由が、採用予定人数に達していないからです。

中小企業を中心にそもそもエントリーが集まらない、いい学生に巡り合えないなどで内定が出せていないという話はよくあります。

また、採用予定人数まで内定を出したけれど内定辞退で空きができた場合も再度募集をかけます。

リクナビやマイナビなどにある秋採用の多くがこれにあてはまります。

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現状に納得いっていない学生に来てほしい

就活生の中には、春採用・夏採用で内定をもらったものの納得できていない層もいます。

内定があるにもかかわらず就活への納得値が低い学生は、就活へのモチベーションが高い人です。

こうした就活生は入社後のポテンシャルに期待が持てるので、企業としてはぜひ採用したい人たちでもあります。

そういった就活生を取り込むために募集をかけている場合があります。

>>就活の終わりはいつまで延びるとやばい！？

事情があって就活に出遅れた優秀層を囲い込みたい

以下のように、就活以外にやることがあったために出遅れた学生もたくさんいます。

理系学生の場合、大学院進学への準備や卒業研究などで就活どころではなかった人も多いでしょう。

文系学生の場合は難関資格である公認会計士や司法試験対策で忙しかった人や、公務員志望から一般企業志望に切り替えた人も秋採用に応募します。

また、留学に入ったタイミングによっては春採用・夏採用に間に合わないことも多いです。

部活動に熱心だった学生は、インカレなど大きな大会の目途がつくまでは就活する暇がなかった人もいるでしょう。

こうした学生の中にいる優秀な学生を採用すべく、あえて秋採用をすることもあります。

>>就活に出遅れた！リスクと今すぐやるべきことを紹介

秋採用を行う企業の特徴

秋採用を行っている企業は約43％います。

実際にどんな企業が秋採用をしているか、実例を見てみましょう。

>>秋採用を実施する大手企業一覧を紹介！

中小ベンチャー企業

一つ目は知名度が低く、春採用・夏採用では人が集まらなかった中小ベンチャー企業です。

秋採用をしているからといって決して悪い会社ではありません。

募集をかける企業が多い春採用・夏採用では大手企業や有名企業に注目が集まります。

そのためなかなか採用ができずに秋採用に突入、というパターンは非常に多いです。

こうした企業の中には働く環境が整っている隠れたホワイト企業もあります。

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大手企業のグループ会社

会社のネームバリューで採用しきれると思われがちですが、実はそうでもありません。

春採用・夏採用ではグループ本体の採用活動が活発化し、必ずしも自社の採用が順調にできるわけではないからです。

グループ本体の採用活動が終わり、それでも採用枠が余っている場合には直接学生を採用しに来ます。

外資系企業

外資系企業の場合、通年採用をしているところが多いです。

外資系企業はそもそも求める人材がグローバル人材で、実力が伴っていれば採用される世界です。

今ほど通年採用がメジャーではない時期から考えが変わっていません。

むしろ、夏は留学していた学生が帰国する時期です。

外資系企業の中には秋採用が本番という企業も数多く存在しています。

>>新卒で海外で働きたいを可能にする方法とは！？

秋も採用活動を行っている大手企業一覧

就活でほしい学生の多様化に伴い、大手企業でも秋採用を行っているところは増えています。

ここで挙げた企業の多くが選考時期だけでなく、入社時期も選べます。

ソフトバンク、ヤフーについては通年採用を実施しています。

サイバーエージェントはクリエイティブ職のみ通年採用を実施しており、それ以外の職種では採用予定人数に満たなかった場合のみ秋採用を行っています。

PwCJAPANの場合、公認会計士の資格試験が落ち着く秋採用に力を入れています。

外資系企業なので、グローバル人材を採用したいというのも秋採用に力を入れる理由の一つです。

トヨタ自動車は他社とは大きく違い、特定の博士号を取得予定の大学院生のみ対象とした募集を行っています。

>>入社するのが難しい有名企業ランキングを紹介

秋採用にエントリーする際の注意点

実際にエントリーする際、注意点がいくつかあります。

意外に競争倍率は高い

まず注意すべきは競争倍率についてです。

春採用・夏採用と比べて応募する就活生は大きく減りますが、募集をかける企業の数も減っています。

つまり、競争倍率はそこまで大きく変わりません。

先ほど取り上げた通り、やむを得ない理由で就活を遅らせている学生もいます。

その中にいる優秀な学生と競争をしなければいけないので、春採用・夏採用同様の激戦が予想されます。

秋採用に応募した明確な理由を準備しておく

通常、就活は夏休みまでに終わっているはずです。

企業側は「秋採用でエントリーするということは、よほどの理由がある」と考えています。

その理由をはっきり伝えられないと、選考に通ることすら厳しいです。

理由を話すのに嘘をつくのはもってのほかです！

単に就活が難航しているなら、その旨を正直に伝える覚悟を決めましょう。

>>志望動機がない・思いつかない理由と対処法を詳しく見る

エントリーする企業は絞る

秋採用は春採用・夏採用のように時間をかけて選考を行いません。

選考フローが減るメリットがありますが、企業をよく知るタイミングがないというデメリットもあります。

そのため、闇雲にエントリーをすると選考対策が間に合いません。

卒業までに内定が取れないという状況を避けるべく、エントリーは厳選して集中して対策できる環境を作りましょう。

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秋採用している企業を効率的に見つける方法

スピード勝負の秋採用で素早く内定をもらうためには、就活ナビサイトで探す以外に以下の3つを試してください。

就活のプロに相談してスピード内定を狙う

秋採用は自分一人で乗り越えるのは難しいです。

特にこれまで就活に苦労している場合は、プロの力を借りましょう。

秋採用は就活エージェントのみで募集するという企業もあります。

企業との接点を増やすためにも就活エージェントは必ず利用しましょう。

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ナビサイトだけでなく、逆求人サイトも利用してください。

逆求人サイトとは、学生のプロフィールを見て企業がオファーをかける形の求人サイトです。

その中で最もシェアが高いのがOfferBox(オファーボックス)です。

就活生の3人に1人が使っており、8400社以上の企業が利用しています。

「なかなかオファーが来ないのでは？」と思うかもしれませんが、オファー到着率は登録者全体の9割以上です。

ナビサイトで求人を公開していない企業からオファーが来て内定をもらったという先輩もたくさんいます。

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企業のホームページを確認する

検索エンジンで検索をかけるのも一つの手です。

各企業の公式サイトの採用情報を探すのもよいでしょう。

企業の中には、ナビサイトより安く済む中途採用向けの求人サイトに出している場合もあります。

リクナビNEXT・マイナビなど、中途採用向けのサイトで自分の卒業年度や未経験歓迎といったキーワードで検索すると、ある程度ヒットするかもしれません。

しかしこのやり方はしらみつぶしに近く、効率が非常に悪いので本当の最終手段として使ってください。

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まとめ：秋採用はスピード命！早く取り組んで納得の内定を獲得しよう！

8月ごろから始まる秋採用は、選考期間が短くスピード重視の就活です。

募集企業も限られており、採用倍率は春採用・夏採用と大差ありません。

できるだけ効率よく進めるためにエントリー社数を厳選し、選考対策に時間を割けるように調整しましょう。

より素早く内定をゲットするには、就活のプロである就活エージェントへの複数登録をおすすめします。

どれを使うか迷ったら、ぜひキャリアパーク就職エージェントをすか！

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