インターンでは給料をもらいながら働くことができたり、さらに社会人の人たちからのフィードバックももらえたりするなど、学生が学ぶには最適な機会の一つといえます。そのため、最近では学生からのインターンへの人気は年々高まってきています。
さらに、企業にとっても早期に多くの学生とかかわることができ、新卒の採用に直結したインターンを実施する企業も現れるなど企業からの人気も高まっています。
今回は、長期インターンについてメリットとデメリットを交えて紹介していきます。インターンの存在を気にはしているけどまだ経験したことない人、短期のインターンの経験はあるけど長期インターンは経験なくて興味がある人、必見です!
長期インターンのメリット

まずは長期インターンのメリットについて紹介していきます。
- ビジネススキルが身につく
- 業界や企業の雰囲気を知ることができる
- 就活に有利になる
- 成長できる
- 給料をもらえる
ビジネススキルが身につく
実際に企業の中で、社会人と共に働くことでビジネスマナーが身についていきます。
何事も基礎が大事といわれます。実際に企業のオフィスで働いたり、場合によっては社員と一緒に営業活動に行くことは社会の基礎となるビジネスマナーを学ぶという良い機会となるでしょう。
業界や企業の雰囲気を知ることができる
長期インターンでは、企業の一員として数か月~数年働きます。そうすることで、1Dayインターンではわからないような本当の業界の事情や企業の雰囲気を体感することができます。
このように、長期インターンの段階で具体的な雰囲気などが分かると、就活時の業界や企業選びの参考になります。いざ就職してみて、思っていたような雰囲気と違ったなど期待値のずれが発生すると入社後苦しい時期を過ごすことになるでしょう。そうしたずれが起きる可能性を少しでも減らすことができるのは長期インターンのメリットの一つではないでしょうか。
就活に有利になる
今の日本の新卒一括採用の形態上、就活解禁は3月1日になっています。しかし、少子化に伴い就活性の減少、SNSの普及やグローバル化に伴い企業間で優秀な学生の取り合いが起きています。
そこで最近起きているのがインターンからの採用です。インターンに参加した学生の就活時の面接免除や、インターンでの成果によってはそのまま内定という場合もあります。
成長できる
長期インターンに参加することで、他の機会では得られないような成長をすることができるでしょう。
例えば一つの企画を任されることで、市場分析をすることに始まり、自社の経営体力に沿った戦略を打つために自社の分析をしたり戦術のPDCAを回すこと等が学べそうですね。
長期インターンでは、企業からプロジェクトを一つ任されることもあります。責任感の中で、仲間や先輩などを頼りながらなにかに必死に取り組み成功する体験を積むことや、逆に失敗をしてしまっても、そこから学んで挽回することで大きな成長機会となるでしょう。
給料をもらえる
最後に紹介するメリットは「給料がもらえること」です。
長期インターンとなると企業から多くの時間のコミットメントが求められることが多いです。そのためアルバイトを掛け持ちでする時間はあまり多くならないでしょう。
ですがせっかくの大学生活を充実させるためにはお金がかかるものです。学費や教材代は高いですし、友達と旅行やショッピングにだって行きたいと思うとお金を稼ぐ必要があります。
長期インターンでは多くの場合、給料がもらえます。働いてメリットを享受しつつ、大学生活を楽しむことも可能になるでしょう。
長期インターンのデメリット

これまで、長期インターンのメリットを紹介してきましたが、一方でデメリットも存在しています。それでは長期インターンの一体どこにデメリットがあるのか紹介していきましょう。
- 時間的拘束がある
- 雑務をさせられる可能性
- 責任感の大きさ
時間的拘束がある
長期インターンの場合、企業がプロジェクトを一つ丸ごと任せる場合もあるので、相応のコミットメントが求められます。週3以上出勤などの要件もあり、平日の大半をインターンに費やすことにもなります。
また、インターンは企業の就業時間中に行われるので、基本的には平日の日中になります。そのため、講義との兼ね合いが難しくなったり、あるいはインターンに合わせて履修を組むことになってしまう可能性があります。
雑務をさせられる可能性
長期インターンと一概に言っても、内容は企業ごとに千差万別です。
そのため、社員からの手厚いサポートやFBがある企業がある一方で、社員から放置されてしまったり、誰でもできるような作業を頼まれたりすることもあります。自分がこの企業でインターン生として働いているのに、誰でもできるよな雑用をさせられては時間がもったいないですね。
というのも長期インターンは、1Dayインターンのような短期インターンほど綿密にプログラムが組まれていないことが多いためです。ですから、自身が取り組みたいことを積極的に社員に伝えるために日頃から意思を伝えることが大切です。
責任感の大きさ
雑務を任される可能性がある一方、もちろん裁量権の大きな仕事を任されることもあります。
裁量権を持つということはそれに伴って責任も負います。そのため、どのような事情でも途中で止めてしまったり、結果が中途半端なものになってしまうと社内での立場が気まずいものになってしまう可能性があります。当たり前のことかもしれませんが、社会の厳しさを感じる瞬間ですね。
実際の長期インターン経験者の声

これまで長期インターンのメリットやデメリットについて記載してきました。より具体的にイメージを持ってもらうために、実際に長期インターンに参加している学生にヒアリングしてみました。
1.どのような企業で具体的にどんなことをしていましたか?
クレジットカード情報メディアを運営しているIT企業で、SEO対策における分析業務を行っていました。具体的には、作成する記事のインテント調査・キーワード分析・コンテンツ分析です。SEO対策に重要となる情報・戦略・企画を細かく分析し、ライターに立案するところまでを行っていました。
2.長期インターンでの時間的な拘束は感じましたか?
時間に関しては、丸一日での拘束はありませんでしたが、時間単位での拘束はありました。1週間に15時間以上という条件だったので、比較的他の企業と比べると易しいほうだったとは思います。しかし、インターン先企業の就業時間が夜9時までだった為、当時大学2年生だった私は授業の兼ね合いから15時間の出勤状況を作る事はかなり難しかったですね。
3.長期インターンに参加してビジネススキルなど何か身についたと感じることはありますか?
当時のインターンでは、どこでも共通するようなマナーや作法は身に付くことはあまりなかったですが、専門的なスキルやSEOの知識については身につけることができたと強く感じています。どんなことでも知っているのと知らないのとでは、今後の就活においても大きな違いがあると思うので行って良かったです。現在は別の会社でインターンをしているのですが1社目のインターンの経験が活きる場面が多々ありました。
積極的な姿勢で!
長期インターンにもメリット・デメリットは双方存在しています。メリットを最大限生かすためにどんな姿勢で、どのような長期インターンに参加するのか、デメリットに関してはインターンの選び方を工夫するなどして乗り越えていくことが重要になります。また、企業を探す際には上記の体験談のように実際にインターンに参加した人の声を参考にしたり、下記のURLを参考にしたりするといいでしょう。(インターンの選び方について)
学歴なんて肩書は取っ払い、自分の信じた進みたい道に進んでいきましょう。そのための手段の一つとして、大学生活での成長のために長期インターンに参加してみてはいかがでしょうか。


