東京一工、早慶上智、MARCH、日東駒専など、偏差値順に大学をグルーピングし呼び名がつけられています。しかし、このようなグルーピングにも含まれないような大学は数多あり、さらにその中でも偏差値が低い大学はFラン大学と称されます。
Fラン大学に入ると、就職はオワコンだなんて言われることもありますが、果たして本当にそうなのでしょうか？
まだまだ就活には大学の名前、学歴が関わってくるといわれています。しかし、そんなものにも屈せず、Fラン大学と言われたって就活で希望の企業に入社できる可能性だってあります！
今日はその就活におけるポイントと、どのような学生が就職に失敗して、どのような学生がFラン大学であろうと就職に成功するのかの違いをお伝えします！！
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Fラン大学生の就活が不利と言われる理由
なぜFラン大学生は就活に不利と言われるのでしょうか。それは、学歴フィルターの存在です！
学歴フィルターが存在するのは、学歴の良いとされる上位校生のほうが、努力をすることや仕事の覚え、パフォーマンスが良い傾向にあるためです。
学力の高い大学に入っているということは、高校生までに勉強で努力を積んだということや、その努力を実らせてきたことを示します。
参考記事：学歴社会の終わりは来る？今後の就活生が意識すべきこととは
就職できない？就活で失敗するFラン大学生の特徴
Fラン大学に通っている学生でも優良企業に就職できないわけではありません。ですが、就職が決まらない学生の方が多くいます。
一体就職がうまくいかない学生にはどのような特徴があるのでしょうか？
- 周りに流されてしまう
- ネームバリューのある企業ばかリ探してしまう
周りに流されてしまう
Fラン大学の大きな特徴の一つは環境です。周りの学生も講義中に話すや就活もまじめに行わないなど、意識が高いとは言えないような学生は多く存在しています。
このような学生がFラン大学に限っているわけではありませんが、その比率が大きいのが大きな特徴といえるでしょう。
人間は環境に左右される生き物です。周囲の人間がこのような状況では学業を疎かにしてしまったり、就活の情報へのアンテナが小さくなったりしてしまうでしょう。
また周りに流されてしまうことで、日ごろからの努力を怠ってしまい、いざ就活となったときに大学生活で頑張ったことが見つからないという事態にもなりかねません。
ネームバリューのある企業ばかリ探してしまう
前にも述べたように、今日の人気企業の倍率は100倍にも200倍にも及びます。
こんなにも倍率が高いところほど、採用コストを下げるために学歴フィルターによって書類選考の手間を省くといった活動をします。
学歴フィルターとは在籍している大学が企業からランク付けされ、一定以下と分類されてしまうと面接の実施やESを読んでもらう以前に、不合格とされてしまう仕組みです。
実際、就活生の4割が学歴フィルターを感じています。
（参考資料：＠Press）
また、競争倍率の高いような企業の筆記試験や面接では、努力してきた偏差値の高い大学の就活生でさえ落ちてしまいます。0％とは言えないにしても、Fラン大学の就活生がそのような競争を勝ち抜くことは難しいでしょう。
人気企業の倍率が高い理由は、ただただ人気なだけなのです。「よくCMで企業名を見る、小さいころからなぜか聞き覚えのある会社だ、何故だか知っている」という理由から、人気が殺到しているのです。
確かにネームバリューのある会社は入社すれば拍がつき、周りの人からの評価を得ることもできるかもしれませんが、相応の倍率を誇っています。
優良企業に就職できるFラン大学生の特徴
これまでは、優良企業からの内定をとることができないFラン大学の就活生の特徴を述べてきました。
一方で、優良企業からも内定を勝ち取るような就活に成功するFラン大学の就活生も存在しています。彼らの特徴は一体何なのか、これから解説していきます！
- 自らの頭で考え動いている
- 違う世界に踏み出してみる
- キャリアを見据えた企業選びをしている
- 面接対策をしっかりしている
自らの頭で考え動いている
一つは、自らの頭で考えて行動する「考動」を起こすことができる人物です！
日ごろの行動や機会選択の際に自らの頭で考えているのかは非常に重要です。周りに流されるようなことをしていると、失敗した際や苦しい立ち位置の時に様々な外部要因を言い訳にすることができてしまいます。
「Aについていったから結局失敗した。」
「みんなが言うからやったけど、本当は違った」
等と日頃から言い訳をする人は、重要な場面でも言い訳をしたりそもそも自分で物事を決めることができません。
企業からも「この人は結局自分では何も考えてないし、周りについていっているだけか」と思われてしまうでしょう。
違う世界に踏み出してみる
自らの足を動かして世界を広げていくことも非常に重要な要件です！
ではなぜ、環境を変えるために外部に踏み出すことが重要なのでしょうか？それは、Fラン大学と上位校では就活に関する情報の量が桁違いだからです。
上位校では大手から複数内定を取った先輩の話を聴く機会もありますし、比較的早い時期から企業が説明会などを開きにくるので、嫌でも情報が入ってきます。
その一方で、Fラン大学生は就活の情報に疎い人の集まりなのでそこのコミュニティにいてもなかなか情報が入ってきません。
大学以外のコミュニティを入ることで、今までと違う情報が入ってくるので、違う世界に飛び込んでみましょう。
関連記事：長期インターンとは？やる意味・メリット・デメリット・探し方を紹介
キャリアを見据えた企業選びをしている
就活の際に言われることですが、重要なのは大企業に入るのではなく、自分にあった企業に入ることが重要なのです！
自らに合った企業というのは、自らの趣向性があっているのかどうかや、将来を見据えた時に必要な能力を身に着けるような機会となりうる企業なのかがポイントです！
なぜいい企業を目指すことが重要なのでしょうか？
それはいい企業であることで、将来の選択肢が広がったり、自身へのストレスになりにくいからです。
大企業ともなると学歴の派閥や人数があまりにも多いため昇進できず、ずっと同じ仕事や立場にとどまってしまうことはよくあることです。また、企業名だけで選んでしまうことで社風が合わず心理的に負荷がかかり、働くことがつらくなってしまうこともあります。
面接対策をしっかりしている
面接対策において最も大切なのは、周囲の何倍も何十倍も練習して対策を立てることです。
なぜ、面接対策がそこまで重要となるのでしょうか？それは、Fラン大学にはアドバンテージがないからです。
学力上位の大学から来た就活生が相手ですと、たとえその面接がうまく行かなかった場合でも、「緊張しているのかな、でも〇〇大学の学生だからきっと優秀だろう」と面接官に判断される場合があります。これがアドバンテージです。
しかし、Fラン大学の就活生に対しては違います。
面接がうまくいかないと、「緊張しているのかな、この子うまく話せていないな」と、そのまま評価されてしまうでしょう。さらに、学力上位の大学の学生と同じ結果を出せたとしても、アドバンテージの差で負けてしまう可能性もあります。
そんな相手に打ち克つためには、志望動機や自己PRを上手に伝えきることでFラン大学というアドバンテージなしの状況を挽回することが重要です。つまり内定を勝ち取るためには、十分な面接対策をしておくのが必須といえます。
面接対策にはさまざまな方法があります。その中で最もおすすめなのは、就活エージェントを使うことです。
就活エージェントは就活のプロです。面接に際して伝えたいことはたくさんあると思いますが、そういった内容をより効果的に伝えるサポートをしてくれます。自分では言葉にできなかった部分も、実はアピールポイントになると気付けることもあるはずです。
就活エージェントの良いところは、もし落ちてしまっても面接のフィードバックをもらえたり、それを踏まえて次の作戦を立てられるところです。学生は無料で利用できますので、一度相談してみると良いでしょう。
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Fラン大学生におすすめの業界
さて、これまではFラン大学の学生の就活に成功するパターンと失敗するパターンのそれぞれの特徴を紹介してきました。
成功するパターンからたとえFラン大学と呼ばれるような大学に通っていたとしても、まだまだ可能性が残されていることがわかりますね。
とはいえ、まだまだ学歴の壁は高いものです。そこで次に、Fラン大学の就活生でも就職しやすい、おすすめの業界を紹介していきます！
ITベンチャー系
なんといってもITベンチャーは外せないでしょう！
歴史の長い企業や、大手企業とは異なり、ベンチャー企業は学歴を気にしない傾向にあります。あくまで実力主義の業界といっても過言ではありません。そのため、自身の頑張り次第ではどれだけでも這い上がっていくことだって可能です。
もちろん実力主義だという側面があるため、中途半端な気持ちで挑んだり、志望すれば高確率で採用されたりするわけではありません。
ただ、Fラン大学という学歴を加味されない業界として、お勧めできます。
また、ITであれば学歴が考慮されにくく、転職した際の未来も明るいです。
ITという業界は個人の力量が非常に重要視される業界です。その為学歴でなく、どれだけスキルがあるのか、或いはスキルを身に着けようとしているのかが問われます。
関連記事：ITベンチャーって一体何なんだ？ITベンチャーの解説からあるあるネタまで！
公務員
就活において、公務員というと堅実でどちらかというとまじめな層が行きそうな就職先だとは思いませんか？もちろん、そのような学生も多く存在してはいます。
ですが、誰だって公務員になる挑戦をする資格はあります。公務員試験は司法書士や行政書士のような超高難易度というわけではない試験です！
もちろん、公務員試験が簡単というわけではなく予備校に通う、または独学では相当な集中力が求められます。それでも筆記と面接のそれぞれに対策を立てれば、1年勉強すれば受かるといわれています！（もちろん個人差はあります。）
また、公務員試験では学歴は考慮されにくいと言われています（公平さが必要な場で合格者の出身校にFラン大学がなければ叩かれるでしょう）。
そのため、公務員も勉強さえすれば後は学歴などあまり関係ない、実力勝負ができる業種なのです。
ちなみに、おすすめの公務員は「地方公務員」です！
まとめ
世間ではFラン大学は就活オワコンだといわれてもいますが、決してそのようなことはありません。
確かに、高学歴と比べ環境やスタートラインが異なっていることはあるでしょう。
だからと言って、諦めるのではなく努力を続けることによって自ら道を切り開いていき、学歴の壁を乗り越えていきましょう！
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