転職コラム

【外資系転職】外資系企業へ勤めている方にインタビューしてみた!外資系企業の社風や働き方を暴露

外資系企業へ転職に憧れている方や外資系転職を目指す人は数多くいます。しかし、実際に外資系企業がどのような働き方でどのようにすれば転職できればよいか分からない方も多いはずです。

本記事では外資系転職に成功した方へインタビューを行い、外資系転職について根掘り葉掘り質問しているのでぜひ参考にしてください。

外資系企業3社経験の田中さんへのインタビュー

田中さんインタビュー

今回は外資系企業を3社を経験してきた田中さんにインタビューさせていただきました。外資系企業に実際に勤めている方の生の声はなかなか聞けないので、外資系企業への転職目指している方はぜひ参考にしてみてください。

田中さんのプロフィール
名前 田中さん
年代 50代
今までのキャリア 出版社

アドビ システムズ株式会社(現 アドビ株式会社)

アップルコンピュータージャパン株式会社(現 Apple Japan合同会社)

スリーエム ジャパン株式会社(2011年より現職)

インタビュー目次

  1. 外資系企業への転職理由
  2. 外資系企業3社に共通する社風・福利厚生について
  3. 外資系企業の方々のキャリアについて
  4. 外資系企業の働き方について
  5. 外資系企業に入社するために必要なスキル
  6. 外資系企業の魅力・給料について
  7. 転職エージェントの利用について
  8. 外資系企業を目指す人へ

前職からの転職理由について

前職からの転職理由について

杉田:田中さん、はじめまして。本日はよろしくお願いします!

田中さん
田中さん
はじめまして!こちらこそよろしくお願いします!

杉田:では、早速質問をさせていただきます。田中さんが日系企業から外資系企業に転職した理由はなんですか?

田中さん
田中さん
自分が好きな製品を担当したり、自分の好きな製品を送り出すようなところで、やりたかったので、メーカー転職を選びました。

新しいもの好きというのもあり、学生時代はアップルの販売店でアルバイトをしたり、新卒ではアップルの専門誌を担当させてもらったりしていました。

杉田:では、外資系企業をみていたというわけではないのですね?

田中さん
田中さん
そうですね。自分が惚れ込んでぜひ自分が世に売りたいみたいな会社さんが日本にあったら、そのような会社に行ってたかもしれないです。

外資系会社3社に共通する社風・福利厚生について

外資系会社3社に共通する社風・福利厚生について

杉田:続いて、社風について質問させていただきます。外資系企業3社を経て感じた共通する社風はありますか?

田中さん
田中さん
主に3つほど共通する社風を感じました。

まず1つ目は、社員のモチベーションを高め、ベストを引き出すための工夫や仕掛けがあり、それがカルチャーに昇華されていることですね。褒章制度、福利厚生、給与などのことです。

2つ目は、自分から動く社員が面白い仕事をゲットでき、待ちの姿勢の人はそれが難しい環境であること。

そして3つ目は、会社全体で大きな変化(組織・制度など)が発生し、それに対応できる柔軟性が強く求められることです。

杉田:1つ目の社員のモチベーションを上げる取り組みとはどのようなことですか?

田中さん
田中さん
ことあるごとに組織の一員であることとか、自分がその会社の製品・ブランドみたいなもののを担っていると意識させてくれます。

本社に行けなくても、「全世界の社員が1つの目標とミッションに向かって仕事をしている」ということを意識させるような仕掛けというものがあります。

杉田:具体的にどんな取り組みがありましたか?

田中さん
田中さん
アドビの場合は、年末にセールスマーケティングの社員を全世界から集めて今年の振り返りと来年に向けたキックオフミーティングみたいなことで社員の士気を高めたりとかしていました。

杉田:それは、モチベーションが維持できそうな仕掛けですね!では、外資系企業ならではの福利厚生があれば教えて頂きたいです。

田中さん
田中さん
コロナになっている状況前だと、週に1回とか、カフェテリアみたいなところに皆が集まってコミュニケーションが取れるようなイベントを催されることがあります。

あとは、チームのメンバーやチームの上長からギフトが届いたりとかもありますね。

外資系企業の方々のキャリアについて

外資系企業の方々のキャリアについて

杉田:そのような環境であれば、なかなか辞める人は少なそうですが、外資系企業の方々はどのようなキャリアを目指す人が多いですか?

田中さん
田中さん
いわゆる外資系で良いとされていることを学んで自分でスピンアウトして、ビジネスを起こすために、新卒のタイミングから外資系を選ぶ方もみかけます。

杉田:独立する方は外資系のどこに魅力を感じて入社するのでしょうか?

田中さん
田中さん
外資系のフラットで、裁量に任されていて、色んなことにチャレンジできるところに魅力を感じるのではないでしょうか。

杉田:やはり日本企業よりも外資系企業の方が、能力があれば活躍できるチャンスが多いのでしょうか?

田中さん
田中さん
日本企業だと序列がすごくあるんだけど、外資系だと能力があれば若くしてマネジメントも夢ではないです。

杉田:どんな方が活躍やれていますか?

田中さん
田中さん
自分が会社に貢献できるエリアを見つけ、上司や同僚をうまく巻き込んでチームで結果を出し、その先にさらに大きな機会を得るといった、「会社の成功」と「自分のキャリアの成功」が交わったところで頑張れる人が成功していると思います。

外資系企業の働き方について

外資系企業の働き方について

杉田:やる気のある方にとっては非常に良い環境ですね。

私は外資系企業は定時以降は仕事をやらないイメージを持っているのですが、実際どうなんですか?

田中さん
田中さん
外資系だと、ポジションが上がれば上がるほど家でも全然仕事していると思います。

杉田:そうなんですね!イメージと違っていました。家での仕事は残業代は出るんですか?

田中さん
田中さん
マネジメントなった瞬間から残業代は出ません。一応、日本の法律にのとって深夜の残業代は出ます。

いわゆるオーバータイムワークみたいなものは、年俸契約の場合は残業代は関係ないわけです。

杉田:では、なぜ家に帰って仕事をする人が多いんですか?

田中さん
田中さん
会社に出社している時間は定時で皆帰っていくんだけど、ご飯食べたり、家族の面倒をみたり家族の時間を楽しんだ後に、また仕事でメールのやり取りをしたりとか作業したりしています。

そのため、すごくハードワークだという認識があります。

杉田:今、田中さんはどういった働き方になっているんですか?

田中さん
田中さん
今は100%リモートですね。なので、朝の電話会議から始まってずっと家で仕事してます。

想定されている就業時間が終わっても、もうちょっと仕事したりとかはしてます。

杉田:一番最初の出版社と外資系に転職されたときは働き方にギャップはありましたか?

田中さん
田中さん
転職してもあんまり変わらずハードワークです。

杉田:出版社でもハードワークだったんですか?

田中さん
田中さん
ダメ編集者だし、ダメライターだったので、入稿前は一週間くらい会社に寝泊りしていましたね。

杉田:今も昔もハードワークを乗り越えていて凄いですね。

田中さん
田中さん
自分が好きな会社の製品だったりサービスだったりをお客さんに届けるために働けるっていう喜びの方がハードワークの大変さに勝っていますね。

杉田:素晴らしい考え方ですね!

外資系企業に入社するために必要なスキルについて

外資系企業に入社するために必要なスキルについて

杉田:外資系企業に入るためには英語レベルはどのくらい必要ですか?

田中さん
田中さん
まったく話せない・読めないとかだと思いますが、ある程度英語力ができればなんとかなると思います。

杉田:ペラペラでなくても大丈夫なのですね。

田中さん
田中さん
自分の仕事の関連することの英語の読み書きというのはないとコミュニケーションができないので必要かなとは思います。

また、職位が上がって、マネジメントとかになってきて海外の方がが部下になったとかまで考えると、英語力が必要になってくるのは自明の理です。

杉田:英語力に自信がない方は外資系でやっていけるのでしょうか?

田中さん
田中さん
入社時に英語レベルチェックみたいなのはあると思うんですね。

そこ頑張って通っちゃえば、入社してどのぐらい使うかは仕事にもよります。ガンガン使わなくちゃいけなくなった時でも、本当に気合入れて頑張ればなんとかなると思うんですよね。

杉田:英語力チェック以外に試験はありますか?

田中さん
田中さん
IQテストやSPIのテスト、英語のテストが基本的なところだったと思います。
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外資系企業の魅力・給料について

外資系企業の魅力・給料について

杉田:外資系の魅力について教えてください。

田中さん
田中さん
自分の価値を高める機会が与えられていることと、周囲にもそういった意識のある人が集まっていることが魅力です。

日々の仕事の中で、キャリアアップに結びつく仕事の仕方、人間関係、プロジェクトの進め方を習得できます。

あとはやはり会社によりますが給与はやはり魅力だと思います。

杉田:やはり給料は実際に魅力的なんですね!給料に関してはどのような形で決定するのですか?

田中さん
田中さん
同業界・同業務の給与水準をベンチマークとして、競争力のある給与を提示して才能のある人を雇用・維持している会社が多いと思います。

杉田:そうなんですね。田中さんも転職で給料は変わりましたか?

田中さん
田中さん
初めに日本企業の出版社からアドビに転職したときは、大きく給料が上がりました。

転職エージェントの利用について

転職エージェントの利用について

杉田:田中さんが転職した時はエージェントを利用していましたか?

田中さん
田中さん
直近1社だけエージェントでした。

杉田:1社目と2社目の転職はどうしていたのですか?

田中さん
田中さん
1番初めの転職は直接会社の中の人からご紹介いただいたところですね。

2社目もエージェントを使わずに転職しました。

杉田:転職エージェントを利用しなくも大手企業へ転職ができるんですか!?

田中さん
田中さん
そうですね!ポジションとかが明確で、企業がオープンにしているようなものがあれば、直接応募した方が良いと思います。

企業さんでも色々と直接採用の窓口を持っていますので。

しかし、ポジションなどが決まっていなければ転職エージェントを利用した方が良いと思います。

実際に一番直近の転職では、IT系とかの転職で来てたんで、大きくBtoBに切り替えた時に企業の内情も分からないし、そういった求人とかそういったコネもなかったので、転職エージェントに頼りました。

杉田:では、人脈があったり、ポジションが明確であったりすれば、直接応募でも良いが、そうでなければ転職エージェントがおすすめということですね!

実際に転職エージェントを使ってみて良かったことはありますか?

田中さん
田中さん
「自分のキャリアの棚卸をちゃんとできる」というところは非常にありがたいなと思います

また、それを踏まえてレジュメの見直しなどしてくれるのも魅力の一つだなと思います!

杉田:ありがとうございます。では、どんな方が転職エージェントを使う価値がありますか?

田中さん
田中さん
繋がりがない方やまだ転職の目的が明確じゃない方ですかね。

業界業種を全部ずらしちゃったら、やっぱりそこはプロのお手伝いがあった方が良いような気がします。

杉田:逆に繋がりや業界知識がある方はどうですか?

田中さん
田中さん
同業種同業態で繋がりもあって知識もあるんだったら、自分で行きたい会社に直接飛び込んで、採用してなくても行っちゃえばいいと思うんです。

外資系企業を目指す人へ

外資系企業を目指す人へ

杉田:外資系を目指す人たちが今からできることは何ですか?

田中さん
田中さん
自分の強みを何か見つける事だと思います。

自分の強みを発揮できなくても、必ず小自分の強みとか得意分野みたいなものがあります。

他の人から「こういう仕事やればいいじゃん」とか「こういうのやらせると上手いよね」みたいなことを言われたらかき集めてください。

杉田:強みは仕事に繋がるのでしょうか?

田中さん
田中さん
自分が人と違ってユニークで提供できる価値はこういうことなんだなって見極めて、強みを育てるようなことをやると、次にどんどん繋がっていきます。

そのため、まずはスペシャリスト目指すのがおすすめです。そうすることで求めている企業は増えていき、そこでさらにスキルを磨いていって、何とか結果を出せるように頑張るのが良いんじゃないでしょうか。

杉田:全ての企業が一斉に同じニーズの人材を求めるのでしょうか?

田中さん
田中さん
全企業が一斉になるわけではなくて、時間差があります。

投資して体力があるような会社がそういうトレンドのスキルに強い人材を雇って、時間が経つにつれて当たり前になっていくみたいな感じだと思います。

とにかく今は自分の強みを見つけて伸ばすことです。

杉田:わかりました!では、今回のインタビューは以上になります。田中さん本日はお忙しい中ありがとうございました!

田中さん
田中さん
こちらこそありがとうございました!ぜひ外資系企業を目指している方は頑張ってください!

今回インタビューに答えてくれた田中さんは、ガジェットブログ『デイブ』を運営しています!日用品やガジェット、家電など幅広く紹介しているのでぜひ気になる方は見てみてください!

外資転職ドットコム』というサイトの「【外資系IT企業の年収】職種別の年収と大手外資ITの年収ランキングを紹介ー転職で年収1000万円に求められるスキル・経験は?」も外資系転職の参考になります。

外資系IT企業の年収や求められるスキル・経験を知りたい方は、必読です!

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この記事の編集者 杉田 陸

福岡県在住。福岡大学卒業後、ホテルのアメニティーメーカーに入社。新規開拓営業・SNSマーケティングなどを経験。その後、Webマーケティング企業へ転職。第二新卒での転職を成功させた経験を生かし、転職情報をお届けします。

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