
フリーターでいることの何が問題なのでしょうか?
私はフリーター歴10年になります。フリーターは、いまの日本では社会的にあまり認められていません。私自身がそうなのですが、責任ある立場には立ちたいとまったく思えず、フリーターの方が責任が少ないため、なんとなくフリーターを続けています。
物欲などもあまりないことから向上心もなく、ダラダラと過ごしているほうが気楽でいいやと思ってしまっているのです。すべてのフリーターの皆さんがそうだとは思っていませんが、周りにいるフリーターは目に覇気がなくぼんやり生きている人の方が多い気がしています。
ボーナスが出ないこと、退職金がないことなど、フリーターの問題点は色々ありますね。収入面での不安や世間体の悪さを感じますし、将来性のなさが辛いです。年齢的にも、フリーターは歳をとればとるほど不利だと思います。
私自身も、フリーター10年目のときにフリーターをやめて正社員になりました。結婚したい女性がいたからです。結婚を諦めているのであれば別にいいですが、結婚したいならやはり安定の会社員になっておいたほうが無難です。
フリーターでは、相手の親にご挨拶に行くことができません。会社員でも給料が少ないといろいろと言われるのに、フリーターならなおさら言われます。というか、大反対されるでしょう。
今回の記事は、フリーターの問題点を紹介していきます。私自身は、フリーターでいたことを後悔していません。ですが、就職に不利になるし、周りからは見下されるので、正社員の方が断然良いことは間違いないでしょう。
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フリーターの10の問題点

フリーターには問題が多いとあなたも気づいているはずです。ここでは、フリーターの問題点を紹介していきます。
フリーターの問題点1.世間体が悪い

フリーターは、世間体が悪いです。会社員は堅実なイメージですが、フリーターはそんなイメージありません。無責任なイメージがつきまといます。
実際に面接でも、「フリーターになる前に考えなかったの?」とか、「どうしてフリーターになったの?」と説教交じりに言われることもありました。
就職活動にも不利になるのは、フリーターの世間的評価が悪いからです。「フリーター」というだけで、即座にマイナスイメージになってしまいます。

フリーターの問題点2.給料が悪い

収入が安定せず、給料がほとんど上がらないのがフリーターです。ボーナスがなく、給料アップもわずかな為、将来性がありません。時給なので、出勤日数で収入が変わり、病欠などがもろに収入に跳ね返ってきます。
フリーターは若い時はいいですが年齢を重ねた時に不安定です。同じ年、同じ経験年数でも、正社員とフリーターではボーナスなど賃金が違うため経済力が全然違うので、友人との話についていけません。人件費削減の対象となりやすく、職が無くなる可能性が高いです。
事故や病気で休まざるを得ない時、正社員だと傷病休暇や有休休暇でなんとかできるところが、フリーターはそのまま給料に反映されてしまいます。病院代などお金が必要な時にこそ、収入が低く困ることになるのです。
フリーターの問題点3.社会的信用が無い

まず、フリーターと名乗る事での社会的信用の無さが一番の問題です。クレジットカードやローンはまず組みにくいと思います。車など高額なものをローンを組もうと思っても審査に通りません。(そもそも、ローンを払っていけるほど余裕はないのですが…)
社会的信用が低いのでその後の就職にも不利になります。これが履歴書上もそうですし、会社によってはアルバイトの経歴を「無職期間」に入れてしまう事も多いです。同じ職種で、同じような仕事をしていても、フリーターでは社員より評価されにくいでしょう。
フリーターの問題点4.結婚できない

フリーターの男性と結婚したい女性は少ないと思います。フリーターで結婚するのは経済的に無理ですし、両親からの反対もあるでしょう。当時付き合っていた彼女との結婚の話が出た時でした。
フリーターなので、結婚するときに相手の両親に認めてもらえませんでした。親世代はフリーターに偏見があります。相手側の親御さんから「正社員になってくれないと結婚は認めない」といわれました。
結婚相談所などでは男性の加入条件が正社員であることなどもあり、男性は女性よりも顕著にフリーターであることのデメリットがあります。
女性の場合、結婚してしまえばフリーターだろうが特に問題ないといえますが、男の人がフリーターの場合、まず、結婚を許してもらえません。第一に、付き合う条件にあてはまらないのが現実です。
フリーターと付き合うなど、まず相手にされない事の方が多いでしょう正社員なら、信用も高く、安心感などがあり人としての印象が良くなります。

フリーターの問題点5.仕事を聞かれると困る

大学を卒業した年齢にもなると社会人として働く方が大勢いるわけですが、私はフリーターですと胸を張って言える方はいないと思います。これはフリーターであることに引け目を感じることが多いからです。
初めて会った人に職業を聞かれ、アルバイトであることを言った時の冷たい目がいつも刺さります。同窓会にも「フリーター」であることが恥ずかしくて出席できません。
仮に出席できたとしても、見下されたりバカにされることは目に見えています。親戚の集まり等に出にくくなり、孤独に陥ってしまうでしょう。

フリーターの問題点6.将来が不安

風邪など病気をした際に休むと、その分お金が稼げなくなることでしょう。安定していない状態なので、不安が募ります。あとは、やはりまだ世間的にフリーター=フラフラしているというレッテルを貼られてしまうことです。
周りは会社に務めて着実にスキルを積んでいくなか、自分が取り残されてフラフラ遊んでいるような気がしてしまうのは辛いことのひとつでした。
退職金などがないので将来が不安です。仕事を休んだりするとそのぶん給料が減ってしまうので、精神的にも不安になることが多く、精神衛生上もよくないと思います。
またフリーターでは、クレジットカードを作ることも難しいです。その日暮らしで、将来の蓄えが出来ないでしょう。車のローン、家のローンなど、審査が通らないので将来、結婚した時など苦労が多いです。そもそも、フリーターでは結婚できません。

フリーターの問題点7.将来への展望が限られる

スキルアップしても収入の増加が見込めないため、より良い条件を求めるなら転職を繰り返さなければいけなくなります。そしてフリーターのままいくら頑張っても報われないのが現実です。
また、フリーターでいることの問題点は「その仕事が5年後、10年後」にまだ存在しているかが明確には分からないということだと思います。
今は稼げていて安心している人も仕事を失うことになれば、就職するしかありません。しかしフリーターはスキルを持っていることがほとんどありません。
就職はかなり高いハードルであるといえます。そして年齢を重ねているので、なかなか良い条件の企業に入ることができなくなってしまいます。
フリーターの問題点8.孤独になる

まず一人前の社会人として認められていないことから、同世代との軋轢や後ろめたさがあるので、人との関わりを避けるようになります。そうなるともう悪循環で、もともと無いような向上心がさらに薄れすべてがどうでもよくなってしまうのです。
自分に自信がなくなり、友人と疎遠になります。親から仕事のことを聞かれたくないため、親との会話を避けるようになるでしょう。
親戚からも説教されるため、距離をおくことになります。フリーターであるあなたのことを、誰も理解してくれません。そうして、フリーターは孤独に陥ってしまうのです。
フリーターの問題点9.年齢が上がるとやりにくくなる

年齢的に、歳を取ってもフリーターでいると、歳下の社員に使われることになります。とてもやりづらいく、辛い日々です。そのアルバイトでベテランになると、時給が安いのに、1番働かされることになるかもしれません。
また、年下の学生アルバイトからは、「フリーター」という存在は、内心バカにされています。高齢フリーターは、影で笑われて見下されているのに、それに気付かない悲しい存在になってしまうでしょう。

フリーターの問題点10.将来何も残らない

フリーターは、給料が少ない上に福利厚生もほとんどありません。時給制のため休みを取れば給料が減り、不安定な働き方です。単純作業や、簡単な仕事しかできない場合があり、スキルアップが難しいのも問題でしょう。
その為、なんとなく時給がいいからだけで働いてしまうと将来何も残らない可能性があります。福利厚生部分では、正社員に比べると充実しておらず、健康診断なども実費で行く場合が多いです。
給料面では、正社員と同じ仕事をしていても、バイトの方が給料が少なくボーナスもありません。時給制の場合は、ゴールデンウィークや年末年始など休日が多くなると給料が少なくなるなど、金銭面的に不安定です。
社会的信頼度が低い為、ローンが組みにくく人生に制限がかかってしまうでしょう。

「フリーターから正社員になって良かった」と思った体験談

問題点だらけのフリーターから抜け出すためには、就職活動をおこなうことです。私の場合は手当たり次第とにかくハローワークで面接をしました。20社は面接しましたが、結果が出ません。
自分ひとりで就職活動しても難しいと思い、転職エージェントに登録しました。フリーター向けの転職エージェントだったので、就職活動も十分なサポートをしていただけましたね。非公開求人を紹介してもらい、書類の添削、面接練習を経て本番に臨みました。
なんとか採用していただけて、現在は正社員です。正直数打ちゃ当たる、当たって砕けろで面接に行きまくるのが1番いい方法だと思っていましたが、転職エージェントにサポートを受けるのがベストでした。
最後はこの方法に行きつくはずです。もちろん、転職エージェントに登録したからといってすぐに就職できるとは限りません。しかし、「断られて当たり前」と思えばなにも怖くないです。
仕事内容も初めはなかなか慣れませんでしたが、やってみたら辛いのは始めだけでした。慣れてしまえばやりがいがあるし、ボーナスもあるし、「やって良かった」と思う仕事に就くことができたと思います。
具体的に取り組んでいた内容は、自分に任された仕事は確実にこなしました。焦らず、目の前の仕事をじっくり確実にこなす事を意識しましたね。わからない事や、不安な事は隠さず素直に相談し、少しずつクリアしていきました。
もちろん、ミスや失敗もしましたが、同じミスをしないように、先輩の意見を聞く事も大事です。そこがクリアできないと、信頼してもらえませんので、新しい仕事を任してもらえない事に繋がります。会社は組織ですので、信頼してもらう事が一番大切だと思います。
現在はフリーターだったころの2~3倍の給与をもらえているので、非常に満足しています。
目標も夢も見つからず、ただただバイトをして、このままでいいのか不安な時期がありましたが、正社員になって本当に良かったです。


「フリーターは問題点が多い」と悩んでいる人へ

フリーターでいることで、落ち込むことや辛いことが多いと思います。ここでは、フリーターは問題点が多いと悩んでいる人へ伝えたいことを紹介します。
1.フリーターでも胸を張ろう

フリーターである今は、デメリットばかりで脱力感に苛まられることもあると思います。でも気にすることはありません。周りにそういう人が少ないからそう感じるだけです。
バイト先の人と交流をしたり、同じ境遇の人と飲みにいったりしてみてください。それだけで気が晴れますよ。同じ境遇の人と交流して、「このままじゃいけない」と思えば正社員を目指して頑張るしかありません。
もし、そのままの方が自分には合ってると思うならそれでいいじゃないですか。あなたがフリーターで稼いで、それで生活ができているなら、誰にも迷惑かけていません。胸を張ってフリーターと言えばいいのです。

2.フリーターでも働いてるだけで十分優秀

フリーターでも、働いてることに意味があります。働いてるだけで十分優秀なのです。世の中には働けない人も大勢います。そんな中で、フリーターとしてアルバイトをしているあなたは十分偉いのです。
フリーターでアルバイトでも、働いているのなら、社会貢献をしているということ。自信を持ちましょう。そして、もし「もっと上の生活がしたい」と思うなら、正社員を目指して頑張ってみてください。
頑張っていれば神様は必ず味方してくれます。絶対に後から見たら正社員の方が有利なのですから、正社員を目指しましょう。
3.今のうちに正社員になろう

若いうちはいいですが、歳を重ねていくと厳しくなっていきます。だから、若いうちに正社員になっておいた方がいいのです。
若いうちは取り返しがきくものですが、年齢を重ねて30歳を超えてもフリーターをしてしまったら、取り返しがつかなくなるでしょう。30歳までには、確実に正社員になっておきたいものです。


4.将来は自分自身の手で切り開こう

フリーターが悪いというわけではありません。正社員が正しいということでもないです。フリーターのデメリットとメリットをしっかり把握して、今の自分にできる事をひとつひとつ丁寧にクリアしていきましょう。
フリーターである事にメリットを感じていないのであれば、すぐにでも就職活動を始めたほうがいいと思います。やはり、フリーターと正社員とでは、福利厚生や待遇がまるで違ってきます。
「ブラック企業だったらどうしよう」とか、「就職してやっていけるか不安だ」など、悩む要素はいろいろあるでしょう。
それでも、今の泥沼にハマッているよりも何か1つでも行動に移せば、より良い人生を送れるはずです。あなたの将来を、自分自身の手で切り開いていきましょう。
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