仕事がつらいと、毎日が苦痛の連続だと思います。なかには「毎日の仕事に疲れて、もう働きたくない…!」という方も多いのではないでしょうか。
もし、あなたが今の仕事に疲れたのなら転職するのがおすすめです。もしかすると、今の仕事が合っていないから「疲れた」「もう働きたくない」と思うのかもしれません。
まずはリクルートエージェントに相談するのがいいと思います。転職エージェントは転職を迷っている段階でも相談に乗ってもらえます。一度リクルートエージェントのキャリアアドバイザーに今の思いを吐き出してみましょう。
今回は、私が「もう働きたくない、疲れた…」と感じて仕事を辞めた体験談をお話します。あなたの選択肢の1つとして参考になれば幸いです。

※転職を無理に進めて来ることはないので安心してください
「もう働きたくない、疲れた…」と感じたきっかけ
大卒後入社した会社の話です。そこは所謂「オーナー企業」。家族経営の会社でした。
私の入社と時を同じくして、社長が代替わりし、三代目の孫息子が社長に就任しました。
これが悲劇の始まりだったのです。
この孫息子、とにかく我慢ができません。
例えていうならば、終わらない反抗期。
とにかく先代の父親がやってきたこと全てが気に食わないのか、どんどん人も組織も変えていきます。
実際に、正社員として入社してわずか半年で、小さな会社の3つの部署全ての部長職が交代、社長の思いつきで仕事は増え、業務内容も採用時に聞いていたそれとは全く異なっていきました。
それでも売上が伸びていればいいのですが、新社長は自分に意見をする人はどんどん左遷させてしまうものですから、社内の空気はどんどんと悪くなり、売上も次第に下がっていきました。
私はこの空気の中で仕事をするのは辛いな、辞めたいなと思っていましたが、この気持ちを決定的にしたのが、社内で起きた大きなトラブルでした。
社長の暴走がきっかけで、商品が全く入荷できなくなるという絶望的な事故が起きてしまったのです。
在庫管理もできておらず、売るものが全くなくなってしまったのです。当然、売上の見通しは立ちません。
パニックに陥った現場に対し、俺は悪くない!と開き直る社長。
今まで寵愛されていた部下(私たちにとっては部長)のせいだと社長は罵り、部長たちはそのストレスを中間管理職へ向けます。
中間管理職は辞めたり、さらにその下に仕事を押し付けたり。
その状況に巻き込まれながら敗戦処理とも呼べる仕事をしていた時、もう疲れた、責任の重くない仕事がしたい、正社員を辞めたいと思いました。
「もう働きたくない、疲れた…」と感じて辞めたその後の話
その後、1年ほど働いたのちに休職しました。
元々残業が非常に多い職場でしたので、その後も度々深夜労働や休日出勤をこなしました。
しかし過労による過度のストレスにより心身共に疲弊してしまい産業医にかかったところ、うつ病と診断され休職を一年間過ごし、そのまま退職しました。
板挟みの状態が続くうちに、精神的にも体力的にも辛くなり、結局途中で体調を崩し、休職に至りました。
休職中は、ただ体を休めることだけを考えました。
1年休職した後、普段常に具合が悪かった体調が嘘のようにラクになったことを感じ、次の人生を真剣に考えましたね。
一部上場企業という名ばかりで中身が伴っていない自所属企業に対して、全く未練はありません。

「もう働きたくない、疲れた…」と思ってしまった自分に対して感じた気持ち
「本当にあれでよかったのか?」と考える事もあります。
なんの為に歯を食いしばったのか?それを無駄にしたのはなぜなんだろうか?など色々考えが巡ります。
幼い頃から勉強をそれなりに頑張り、それなりに名の通った大学に行って就職した会社だったので、こんなにすぐ辞めることになるなんて思いもしませんでした。
戸惑いもありました。
正社員を手放してしまってこれから生きていけるだろうか、自分の我慢が足りないだけではないだろうかなど、答えの出ない問いが頭の中をぐるぐるしていたように思います。
虚無感というか、無力感を終始感じていました。
ただあの時辞めていなければ、本当に心が壊れてしまっていたかもしれません。
当時は、小さな職場内の業務と人間関係がすべてだと感じていたんだな、世界が狭かったな…と。
世界はもっと広いのにもったいないことしていたな、という気持ちになりました。
何故こんな思いをして、体を壊してまで働かなければならないのかと疑問を感じていたのです。
生きるにはお金は必要ですが、それは笑う事が苦しくなったり、常にお腹を下すようになってまで我慢しなければいけない事なのかと悲しい気持ちになります。
「もう疲れた、働きたくない」と感じた際に思ったのは、そもそも「働きたくない」と思わされたのはこの企業に所属しているからであって、こんな環境に長居する理由なんてどこにもないということです。
「もう働きたくない、疲れた…」と感じている人に伝えたい10のこと
ここでは、「もう働きたくない、疲れた…」と感じている人に伝えたいメッセージをお話します。
- 無理はしないこと
- 自分を責めないこと
- 少しでもいいから、休んでください
- 現実逃避しよう
- 他にも仕事はある
- 正社員にとらわれる必要はない
- 私はフリーターになった
- 私がフリーターをあえて選んだ理由
- フリーターをしていて「辛いこと」や「不安なこと」もない
- 様々な可能性を模索する
1.無理はしないこと
絶対に無理はしないでください。
私は1年間休職したことで身体の調子も良くなり、転職できるまで回復できましたが、周囲には鬱病になり仕事に復帰できない人もたくさんいました。
今からの時代は、雇われる事よりも自分が何をできるのかが問われる時代だと思います。
正社員であることが必ずしも安心であるという時代は、10年以内に終わってしまうでしょう。
2.自分を責めないこと
もう働きたくないと思ったときに、充分頑張っていると自分を褒めてあげてください。
間違っても自分を責めるようなことはしないでください。
その会社でなくてもたくさん他の会社はあります。
なかなかうまくいかない時期もあり、突然仕事を辞めてしまったとしても何とかなるものです。
もう働きたくないと思ったら、一度仕事から離れる時間を作るようにしてみてください。
身体や精神が壊れてしまう前に仕事から離れましょう。
自分を追い詰めすぎないようにすることが大切です。
他に好きなことを見つけてください。
そうすることで、仕事の自分だけでなく、趣味をする自分の居場所ができます。
3.少しでもいいから、休んでください
まず短時間でも休憩を取ったり、あえて有給を取るなどして欲しいです。
本当に忙しい現場では有給はおろか、休日出勤をしても振替休日が与えられません。
与えられる振替休日があるのなら休日出勤などしない、という職場で働いていた者として大いに学んだことは、いかに仕事を続けるようコンディションを整えるかという事です。
体調管理だけでなく精神面での疲労も鑑みた上で、限界を感じた段階で一休みし、一度仕事から離れることでリフレッシュすることが大切だと痛感しています。
近々の休みが将来のワークスタイルを支える重要な一休みになるという、長期的な視点を持って仕事に向かって頂きたいとお伝えしたいです。
4.現実逃避しよう
漫画を読んだり、映画を見たりして、現実逃避したら少しリフレッシュできます。
体調が悪い時は、少し早く帰って仕事のことなど考えずにすぐに寝てしまいましょう。
心の疲れも影響します。
必要なら、精神科を受診して、カウンセリングを受けたりしてください。
休職になれば、十分な時間休むことができます。
5.他にも仕事はある
合わない仕事を無理して続ける必要はどこにもありません。
このご時世、有効求人倍率を見ても売り手市場なのは明らかで、引く手あまたであるのに辛い仕事を続ける理由は何なのでしょうか。
体を壊してしまっては元も子もないので一度リセットし、環境を整えてまた頑張れば良いと思います。
最近のハローワークは、とても親切で、カウンセリングやセミナーが充実しています。
そこに相談するのも良いかもしれません。
6.正社員にとらわれる必要はない
無理をして正社員で働かなくて良いのではないかと思いますか。
フリーランスでもフリーターでも生きていけます。
固定概念にとらわれて、生き方や自分を見失わないでほしいです。
それこそが一番の失敗につながるのかもしれません。

7.私はフリーターになった
私は、「もう働きたくない、疲れた…」と思ってから、正社員になることは辞めました。
フリーターで気楽に生きる方が今は良いと感じています。
正社員に限定すると「やりたくてもできない・入社できない」という壁に当たり、多くの人は仕方なく「やりたくもない仕事」をやっています。
フリーター(アルバイト)となりますと、各業界の入社の難易度は大きく下がり、職種の選択幅は広がります。
日常の幸福感という観点から見ると、正社員として働いている方よりもフリーターの方のほうが上ではないでしょうか。
もちろん人によりますが。
私自身が独身だからできることだと思います。
家族がいたら正社員じゃないと養えないかもしれません。
8.私がフリーターをあえて選んだ理由
終身雇用が約束されている時代ではなくなってきているからです。
正社員とアルバイトの違いは雇用主からのサポート度合の違いかと思っております。
正社員は退職金や企業年金などの引退後のサポートがあり、老後の生活にある程度の安心感があるように思えますが、
その恩恵をまともに受けられるのは「安定した大企業に勤めている方」もしくは「退職間近の50代のサラリーマン」くらいではないでしょうか。
現役世代で中小企業に勤めている多くの方は、「倒産の可能性」「上がらない給与」に不安を感じていると思います。
これから人口減少や産業の衰退が確実視されている激動の日本で、「定年までの雇用」が約束されている中小企業がいくつあるでしょうか。
職を失ってしまえば、「ルーティンワークをこなし続けたサラリーマン」よりも「特化したスキルの実務経験のあるアルバイト」の方のほうが労働者としての価値は高いと思います。
9.フリーターをしていて「辛いこと」や「不安なこと」もない
好きな仕事に就き、好きな時間に働くという生活はストレスを感じません。
これがフリーターのメリットだと思います。
逆に正社員になってからのほうが辛さや不安感を感じることが多いです。
正社員であっても、酷い正規雇用で、身分だけで賞与もでない保険もないというのもあります。
状況的にそれに近いのであれば辞めるべきです。
私のように休職して休むというのもいいですし、考えを落ち着かせて冷静に行動をとる事がもっとも重要で有益だと思います。
今やっていることがすべてではありません。
10.様々な可能性を模索する
また、現在はオンラインサロン、セミナーあるいは趣味のことでも、社外にもいろんな世界があります。
いろいろ体験して、刺激を受けることによってリフレッシュされると効果的なのではないかと思います。
自分で何か挑戦するということに、チャレンジしてみるのも良いかもしれません。
「もう働きたくない、疲れた…」と感じる方におすすめの方法
あなたが今の仕事に疲れてしまったなら、以下の方法の中からどれかやってみるのがおすすめです。
- 休職する
- 退職する
- 転職する
少し状況を変えてみると、大きく生活が良くなることも多いです。やれることから少しずつ取り組んでみましょう。
休職する
まずは、休職することを考えましょう。
今の仕事と距離を置くことで、体をゆっくり休めたり、気持ちをリフレッシュしたりできます。
「職場の人に迷惑がかかるから、言い出しにくい…」と言う方もいますが、あなた自身の健康の方が大切です。
無理はせず、あなた自身の心と体のSOSは素直に受け取ってあげましょう。
これからどうするかは、時間をゆっくり取れてから考えれば大丈夫です。
退職する
どうしても今の仕事がつらくて耐えられないなら、退職するのも手です。
ずっと我慢し続けることで、あなた自身が限界になってしまいます。
ひどい場合は、体調不良やうつ状態になるリスクもあるのです。
そうなる前にサクッと退職しましょう。なかなか言い出せないなら退職代行ガーディアンを使うのがおすすめです。
あなたの代わりに会社との連絡を取ってくれるので、気まずい思いをすることもありません。一度詳しく見てみてください。

転職する
【公式HP】https://www.r-agent.com/
今の会社は、あなたと合っていない可能性もあります。
たとえば人間関係のゴタゴタがあったり、仕事内容に不満があったりする場合です。
この時は、すぐに転職を考えましょう。相談するならリクルートエージェントがおすすめです。
会社内の状況は変わりませんし、あなただけが我慢する状況がずっと続くことになります。
また、転職して働きやすくなれば、あなたの仕事の悩みは消えるかもしれません。
今のままでは何も変わらないので、まずは相談から始めてみましょう。

まとめ:「もう働きたくない、疲れた…」と感じるなら転職・退職を考えよう
これまで「もう働きたくない、疲れた…」と感じて仕事を辞めた私の体験談と、同じような悩みを抱えるあなたに伝えたいことを紹介しました。
あなたが仕事に疲れて限界なら、まずは休むことから始めましょう。
休職するでもいいですし、退職するのもいいと思います。転職してよりよい環境で働くのもいいですね。
いずれにしろ、あなたが無理する必要はありません。限界を超えて病んでしまう前に、今の悩みや不安を話しておくのがおすすめです。
転職エージェントに相談すれば、よりよい仕事を見つけられるかもしれませんよ。
あなたの一度きりの人生を、つらい仕事だけで終わらせないために、今のうちから少しずつ動いておきましょう。