ハイクラス転職向けのビズリーチには、待つだけでスカウトを受けられるという魅力があります。一方、「登録したけどスカウトが来ない」と悩んでいる人も多いです。
ビズリーチは、企業やヘッドハンターが登録者の職務経歴書を見て「スカウトしたい人材か否か」を判断します。そのため、優良求人からスカウトをもらいたい人は職務経歴書の内容に注目すべきです。
当記事では、人材業界で150名以上の転職に携わった筆者が、ビズリーチからスカウトが来ない原因と優良スカウトの増やし方を紹介します。転職サービスをうまく活用し、年収・キャリアアップ転職を目指しましょう!
【おすすめのスカウトサービス】
リクルートダイレクトスカウト
- 登録審査なし・完全無料で利用できる
- 登録後待つだけでスカウトをもらえる
- 4,300名以上(2022年5月時点)のヘッドハンターに相談できる
- コンサルタントからのサポートを受けられる
- 外資系・海外進出企業への求人多数
- ミドル層のハイクラス転職に強い
まずは現時点のスカウト数・閲覧数を確認!

ビズリーチからのスカウトが来ないときは、まず現時点のスカウト数・閲覧数を確認しましょう。スカウト数・閲覧数は、トップページに表示される「スカウト受信状況」の分布図から確認できます。
- スカウト数:受信したスカウトの数
- 閲覧数:職務経歴書が閲覧された数
ここで注目すべきは、スカウト数ではなく閲覧数です。ビズリーチは、企業やヘッドハンターが登録者の職務経歴書を確認し、「魅力的な人材だ」と判断してスカウトを送ります。
閲覧数が少ない人は職務経歴書が充実していない可能性があります。
そのため優良求人のスカウトをもらうためには、まずは職務経歴書を読んでもらえるように工夫するのが重要です。以下の「ヘッドハンター採用担当者の職務経歴書検索フォームのイメージ」を見てみましょう。

上記のように、スカウトを送る側は求める経歴やスキル、キーワードから登録者を絞り込みます。絞り込み後も登録者情報が一覧で表示されるので、プロフィールの時点で「職務経歴書を読んでみよう」と感じてもらう必要があるのです。
ビズリーチでスカウトが来ない原因は?

ビズリーチでスカウトが来ない原因を紹介します。
- 職務経歴書の内容が不足している
- 求められるスキルを持っていない
- 希望条件を絞り込みすぎている
- 登録・ログイン情報が古い
それぞれ解説するので、参考にしてみてください。
職務経歴書の内容が不足している
ビズリーチでスカウトが来ない原因で最も多いのは、職務経歴書の内容が不足していることです。ビズリーチには「職務経歴」「職務要約」「スキル」の登録項目があり、全部埋まっていないとスカウトが来ない原因になります。
- 職務経歴:過去に勤務していた企業
- 職務要約:これまでのキャリアや実績の要約
職務経歴書の内容が雑・不十分だと、スカウトが来ないです。雑な職務経歴書は効果的な自己PRができないだけでなく、「いい加減な人なのかな」といったネガティブな印象を与える可能性もあります。
求められるスキルを持っていない
ビズリーチからスカウトが来ないのは、求められるスキルを持っていないという原因も考えられます。
- 法人営業経験
- 書類作成経験
- PCスキル
- 各業界の専門知識
- 英会話スキル
求められるスキルがなければ、候補者検索で引っかかかりません。求人に記載されている「経験必須項目」「歓迎項目」を満たしていないと、スカウトが来ない可能性が高いです。
希望条件を絞り込みすぎている
希望条件を絞り込みすぎると、検索結果に引っかからずスカウトが来ない原因になります。ビズリーチでは、希望の年収・職種・業種・勤務地を登録できます。
希望条件は、幅をもたせたほうがスカウトにつながりやすいです。出会いの幅を狭めないように、最低ラインを決めて条件にゆとりを持ちましょう。
登録・ログイン情報が古い
登録・ログイン情報が古いのも、ビズリーチからスカウトが来ない原因になります。職務経歴書の検索結果画面には「最終ログイン日時」が表示されるため、放置していると「転職に対する熱意が薄いのでは?」と判断される可能性があります。
ビズリーチを利用する多くの企業は「熱意のある即戦力人材」を求めているので、情報が古い・熱意が伝わらないと「スカウトを送ろう」と感じてもらえません。
また、ログイン情報が古いと候補者検索の上位に表示されない点も注意が必要です。ビズリーチには159万人以上(2022年4月時点)の登録者がいるので、ログインせずに放置しているとあなたの職務経歴書が埋もれてしまいます。
ビズリーチのスカウトを増やす方法

ビズリーチのスカウトを増やす方法を紹介します。
- 【必須】職務経歴書の内容を見直す
- 職務経歴書は定期的にアップロードする
- 希望条件を緩和する
- 1日1回ログインする
上記を対策すれば、スカウトをもらえる可能性が高まります。
【必須】職務経歴書の内容を見直す
ビズリーチからスカウトが来ないときは、職務経歴書の内容の見直しが必須です。入力できる項目がすべて埋まっているか確認し、次に「魅力的な内容か」を見直します。
以下は、魅力的な職務経歴書のポイントです。
- 採用側が知りたい情報が書かれている
- 実績を具体的にアピールしている
- 転職理由がポジティブ
- 求めるスキルを持っている
- 内容が簡潔でわかりやすい
職務経歴書を書くときは、数字やわかりやすい実績を盛り込んでアピールするのが重要です。「営業成績トップ」だけでなく、「昨年よりも◯%の売上アップに貢献」などでも問題ありません。
数字でなくても、「社内で発生した問題を〇〇して解決した」などのエピソードを提示できればよいです。相手に「入社後に活躍してくれそうだ」と感じてもらえるような職務経歴書を作成しましょう。
職務経歴書は定期的にアップロードする
ビズリーチのスカウトを増やしたいなら、職務経歴書を定期的にアップロードしましょう。定期的にアップロードすれば、登録者のアカウントが活性状態であることをアピールできます。
採用側は「いつ登録・更新されたものか」にも注目しているため、職務経歴書は鮮度が重要です。職務経歴や職務要約には常に新しい情報を登録し、企業やヘッドハンターに意欲・活性状態を伝えましょう。
希望条件を緩和する
ビズリーチでスカウトを増やしたいなら、希望条件を緩和しましょう。例えば勤務地を東京だけに絞り込んでいると、神奈川県で優良求人があっても、検索結果に引っかかりません。
年収800万円以上を700万円以上にしたり、勤務地を東京だけでなく首都圏に広げてみたりすれば、これまでと違う企業と出会える可能性が高まります。
1日1回ログインする
ビズリーチは、最終ログイン日時が新しい職務経歴書が上位に表示されます。そのため、職務経歴書の見直しに加えて「1日1回ログイン」を心がけましょう。こまめなログインには、ビズリーチアプリが役立ちます。

スマホ画面から気軽にログインできる・使いやすい・iPhoneとAndroid対応といったメリットがあるので、活用してみてください。
スカウトを増やす方法を試してもダメだったときの対処方法

スカウトを増やす方法を試してもダメだったときの対処方法を紹介します。
- スキル・資格を取得する
- 他の転職サービスに登録する
それぞれ詳しく解説するので、参考にしてみてください。
スキル・資格を取得する
マネジメント経験が浅い・専門知識がないと、スカウトを増やす方法を試してもダメなケースがあります。そのため、転職のためにスキルや資格を取得するのもありです。
ビズリーチでは「企業がよく検索しているキーワード」を確認できるので、求められるスキルを把握しておくのもおすすめです。マネジメント経験や専門性が浅いなら、現職で経験を積むのもよいでしょう。
他の転職サービスに登録する
対処方法を試してもダメなら、他の転職サイトに登録するのがおすすめです。無料で利用できるだけでなく、転職サポートを受けられる転職サービスもあります。
転職サービスを併用するメリットは、出会える求人の幅が広がる点です。ハイクラス転職向けの転職サービスはビスリーチ以外にも存在するので、積極的に活用しましょう。
ビズリーチで優良企業からスカウトをもらうための職務経歴書の書き方

ビズリーチで有料企業からスカウトをもらうための、職務経歴書の書き方を解説します。
- よく検索されるキーワードを盛り込む
- 企業・役職名を具体的に書く
- 具体的な数字・エピソードで実績をアピールする
職務経歴書を書くときは、企業・ヘッドハンターに「読んでもらう」「スカウトを送ろうと感じてもらえる」よう意識しましょう。
よく検索されるキーワードを盛り込む
ビズリーチで優良求人からスカウトをもらいやすいのは、よく検索されるキーワードを盛り込んでいる職務経歴書です。マイページ内の「最近の人気検索キーワード」から、採用側がどのようなキーワードで転職者を探しているのかを確認できます。
また2021年12月には、ビズリーチ公式が「2021レジュメ検索トレンド※」を発表しています。
※採用担当者が職務経歴書を検索する際に使用したキーワードのうち、昨年(2020年)と比較して検索数が上昇したキーワード
- DX
- Webアプリ
- 調査
- Web
- 環境
- エンジニア採用
- カスタマーサクセス SaaS
- 情報セキュリティ
- 中途採用
- 装置
上記のように、最近はIT系のキーワードの検索数が多いようです。自身の経歴や希望条件と関連性の高いキーワードを職務要約・スキルに入れられれば、検索されやすくなります。
企業・役職名を具体的に書く
ビズリーチで優良求人のスカウトをもらいたいなら、職務経歴書の「企業・役職・部署名」を具体的に書きましょう。企業やヘッドハンターが登録者を検索すると以下のように表示されるので、企業名や役職名で興味を引く必要があります。

上記のように、検索画面にはサマリー一覧で表示されます。ひと目で興味を引くことができれば、職務経歴書を読んでもらえる可能性が高まるのです。
- 外資系IT企業→〇〇株式会社
- 課長→情報システム部 統括責任者(業務管理、システム企画、カスタマーサポート)
具体的な数字・エピソードで実績をアピールする
ビズリーチで優良求人のスカウトを増やすためには、企業側から「即戦力として活躍してくれそうだ!」と感じてもらうことが重要です。
そのため、職務経歴書を作成するときは「具体的な数字」「実際のエピソード」での実績アピールを意識しましょう。
- 営業成績◯年度トップ
- 売上昨年対比◯%アップ
- 年度目標◯%達成
- 前年対比◯%のコスト削減
- 前回対比◯%の工数削減を実現
ビズリーチからスカウトが来ないときにおすすめの転職サービス
ビズリーチからスカウトが来ないときにおすすめの転職サービスを紹介します。
- リクルートダイレクトスカウト
- JACリクルートメント
どちらも、ハイクラス求人が豊富・優良企業からスカウトをもらえる転職サービスです。
リクルートダイレクトスカウト

エージェント名 | リクルートダイレクトスカウト |
---|---|
求人数 | 約11万件以上(非公開含まず / 2022年7月27日現在) 今の求人数:公式HP参照 |
対象年齢 | 30代以上 |
対応エリア | 全国 / 海外 |
オンライン面談 | あり(企業・ヘッドハンターによって異なる) |
得意分野 | IT / メーカー / コンサルティング |
公式HP | https://directscout.recruit.co.jp/ |
- 登録審査なし・完全無料で利用できる
- 登録後待つだけでスカウトをもらえる
- 4,300名以上(2022年5月時点)のヘッドハンターに相談できる
リクルートダイレクトスカウト(旧キャリアカーバー)は、人材業界最大手であるリクルートが運営するハイクラス転職向けの転職サービスです。
ビズリーチと同様のスカウト型サービスですが、登録審査や有料プランはありません。ハイクラス転職を目指す転職者に、11万件以上の求人・4,300名以上のヘッドハンターからスカウトが届きます。
ヘッドハンターの検索・相談も可能なので、気になる人がいれば積極的に連絡をとりましょう。年収800万円〜2,000万円の求人も多数保有しているので、ビズリーチを利用している転職者にも最適な転職サービスです。

JACリクルートメント

エージェント名 | JACリクルートメント |
---|---|
求人数 | 約2.5件以上(2022年7月27日現在 今の求人数:公式HP参照 |
対象年齢 | 30代以上 |
対応エリア | 全国 / 海外 |
オンライン面談 | あり |
得意分野 | IT / マーケティング / 商社 / 流通 |
公式HP | https://www.jac-recruitment.jp/ |
- コンサルタントからのサポートを受けられる
- 外資系・海外進出企業への求人多数
- ミドル層のハイクラス転職に強い
JACリクルートメントは、「ハイクラス・ミドルクラス転職」の顧客満足度4年連続No.1を誇る転職サービスです。エージェント形態であり、担当のコンサルタントから転職サポートを受けられます。
登録審査はないですが、原則として年収500万以上の人が対象です(登録時の年収記入で500万円以下が選択できない)。年収600万円以上・1,000万円以上などの好条件な求人を多数保有しています。
40代以上の利用者・転職成功者も多いため、「ビズリーチは年齢層が合わなかった」という人におすすめです。

職務経歴書を充実させてビズリーチでの転職成功を目指そう!
ビズリーチでの転職成功を目指すなら、職務経歴書の見直しや定期的なアップロードが重要です。魅力的な職務経歴書を作成すれば、優良求人からのスカウトをもらえる可能性が高くなります。
また転職活動を効率的に進めたいなら、他の転職サービスとの併用がおすすめです。スカウト型・エージェント型の転職サービスを併用すれば、出会える求人の幅が広がります。



